雑談の必要性

若い頃の話ですが、上司に同行すると、まずは上司がお客さんと天気やゴルフなど他愛もない話を楽しそうに話していました。これを聞いて、当時は時間の無駄だし、何が楽しいんだろうと思っていました。

事実、無駄と考える人もいて、堀江貴文氏(ホリエモン)は時候の挨拶や商談の際の雑談は時間の無駄だと何かに書いていました。

しかし今でも多くの場合、お客さんのところにいくと、「天気がどうだ」、「この前どこそこに行った」、「誰がどこそこに転勤した、昇進した」、「この前どこそこのコースをいくつで回った」などと、訪問の要件と関係ない話を5分も10分もします。

でも、これって多分必要なことなんだろうなと思っています。
何故って、たとえば単独行動の猿が他の猿の群れに近づくときにいきなり入っていくのではなく、間合いをとって徐々に近づきます。犬だって、犬同士いきなり遊ぶのではなく、お互い臭いをかいで挨拶をしてお互いを知ってからじゃれ合います。

おそらく社会生活を営む動物は、他の社会に溶け込むにはまずは挨拶をするのだと思います。ましてや人間社会は極めて複雑で変化に富み、他者との関係は微妙なバランスの上に成り立っています。
久しぶりに会ったら、あるいは気が重いテーマで話をするす際には、まずは雑談をして相手との間合いを計り、気持ちをほぐした方がお互いストレスが少ないのだろうと思います。

じゃ、何を話すかというと、会う直前に付け焼き刃で仕入れたことを話しても訴えるものがなく話が盛り上がりません。
やはり、自分が経験をしたことを話すことが一番だと思います。そのためには、若いうちからいろいろな経験をすることだと思います。一度でいいから歌舞伎に行ってみる、行ってみたい名所・旧跡を訪ねてみる、奮発して高級ホテルや旅館に泊まって見る、やってみたいスポーツを経験する、等々。
こういう経験はすぐには役立ちませんが、自分の経験の実感として生涯の財産になると思います。

 

∞∞ 吉岡 ∞∞

 

 

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